社員インタビュー
一点モノを生み続ける秘訣は、自ら考え、判断すること。
機械課
菰田啓介
お客様の望む形状を確実に実現する。
私たち機械加工の役割は、金属を切削し形を作り上げることにあります。扱う製品は治工具が多く、航空機の部品を量産するための用途として使われるものが大半です。実際の作業としては、システム課が組んだプログラムをもとに特殊機械を動かし、金属を削っていきます。そのため、お客様が望む形状を正確に把握し、システム課と密に連携を取ることが求められる仕事です。また、特殊な形状の部品を加工する場合や最終的な仕上げの部分においては、自らの操作によって機械を動かし、お客様が望む形状へ可能な限り近づけていきます。
成長を実感できるのは、技術や知識だけではない。
全く同じ内容の仕事はなく、そこが一番のやりがいです。作る部品の用途が似ているということはあっても、その形状や材料は毎回異なるため、完成までのイメージ図を自分の中で作り上げる必要があります。正解のパターン・選択肢が何通りもある中で、どの順序で進めていくのが最適か。そのような考え方が社員一人ひとりに自然と身に付いており、そこが「一点モノ」を掲げる西村製作所における強みだと感じています。求職者に当社で働く魅力を伝えるとしたら、このような働き方、つまり、自分の頭で判断して仕事を進められることや、自分で考案した工夫を試せる点でしょうか。技術的な部分や知識に関してはどの会社でも鍛えられますが、当社ならではの成長がこの職場にはあります。
技術の継承が、一番の恩返し。
入社当初、加工を行う先輩たちを見て、目標の姿として憧れていました。何がどう凄いのかも分からない中、作業の早さや正確さにただただ圧倒されて、自分もいつかこうなりたいと思っていたんです。それからたくさんの経験を積み、今では育成を担う立場にもなりました。そのため、今後入ってくる人たちにとって、憧れを抱いてもらえるような存在へさらに成長していきたい。
「石の上にも３年」ということわざがありますが、加工という技術はそれ以上の経験が必要です。その技術の継承を途絶えさせないことが、今後の自分の役割であり、会社に対して一番貢献できることだと思っています。
